LE KLINT 172
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LEK-PLP-LK10.0
柔らかなカーブと彫刻のようなフォルムを持つサイナスラインは、名作として世界中で愛用されています。
それまで直線的なデザインが多いレ・クリントの中で、曲線的なシェードであるサイナスラインが生まれたのは1971年のことです。
この美しい曲線は波や風などの自然物ではなく、数学的な関数のサインカーブをモチーフとして生み出されました。
はじまりは1901年、デンマークの建築家のP.V.イェンセン・クリントが日本の折り紙をヒントにオイルランプのあかりを調節するためのシェードでした。
規則的に続く折りは美しい陰影を生み出し、レ・クリントの原点となっています。
ものづくり一家であるクリント家の趣味の延長として作り続けられたシェードは、親族や友人へ贈られ、重宝されました。
息子のターエ・クリントは、父から始まるクリント家の美しいあかりを普及させるために1943年に会社を設立します。
「デンマーク近代家具の父」と称されるコーア・クリント(ターエの弟)がデザインを手がけ、機能的にも優れたあかりの名品として世に知られていきます。
長い冬を過ごすデンマークの生活の中で磨かれてきたデザインや伝統の技術は、時代を超えて大切に受け継がれてきました。
2003年にはデンマーク王室御用達に選定されるなど格式の高さがある一方で、北欧の一般家庭で愛用される身近なブランドでもあります。
ブランド | LE KLINT |
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デザイナー | Poul Christiansen |